発達、認知だけでなく、愛着やトラウマへの手当を重視します

当センターは、カウンセリングと発達支援(児童および成人)を専門とするサポートセンターです。子育の悩み、学校での問題、対人関係や職場の問題、ビジネスうつ、親子関係やパートナーとの関係の悩みなど、専門カウンセラーが担当します。また、当センターでは発達や学習に課題を抱えた方のために、その子、その人の特性を踏まえたプログラムを、オーダーメイドで用意し、改善をはかる取り組みを行ないます。
関西の二つのセンター中心に、現在、約50名のカウンセラーが、月間およそ千件のカウンセリングを行っています。首都圏からの来訪者も多く、この度、東京・神楽坂にも新しい拠点を開設する運びとなりました。
 当センターでは、高い専門性をもった各領域の専門家の中から、それぞれのケースにもっとも適したカウンセラーをお選びし、ハイレベルのカウンセリングを提供します。各カウンセラーは、専門家としての経験や学識、技能を有するだけでなく、当センターによる厳しい研修を修了した選りすぐりのスペシャリストです。
 カウンセリングのスーパービジョンやプログラム開発には、医学博士でパーソナリティ障害、発達障害治療に長年たずさわり、愛着障害研究の第一人者でもある岡田尊司氏に、協力を頂いております。岡田氏は、京都大学大学院で長く研究にたずさわるとともに、発達や愛着に深刻な課題を抱えた若者たちの治療に、京都医療少年院などで20年以上にわたり取り組んできたことで知られます。また、岡田氏は、SQテストの開発者であり、山形大学客員教授として研究者や教員のメンタルヘルスや社会的スキルの改善にも取り組んできました。また、『母という病』や『愛着障害』の著者として知られ、愛着アプローチや不安定型愛着改善プログラムを開発してきました。岡田クリニック(枚方市)の院長でもあり、これまでおろそかになりがちだった領域に光を当てようと、奮闘しています。
センター長の魚住絹代は、非行少女の立ち直りに法務教官として10年間携わった後、学校での支援活動で手腕を発揮、その活動は、NHKスペシャルやクローズアップ現在で取り上げられました。二〇一三年に当センターの前身となるくずは心理教育センターを立ち上げ、志をともにするカウンセラーとともに、子どもの育ちや発達のサポート、親子関係や夫婦関係の問題で悩む人のサポート、ビジネスパーソンの適応障害やうつなど、幅広く取り組んできました。
 近年、親子関係や夫婦関係の問題が、さまざまな問題の背後にかかわっていることが認識されるようになってきました。当センターでは、認知(物事の受け止め方)や発達の視点だけでなく、人と人とのつながりの土台である愛着や心の傷(トラウマ)への手当が、多く問題の回復・克服には必要だという視点から、各種の専門的なアプローチを提供できるように、特に注力しております。

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お知らせ

2019年02月11日
東京・神楽坂ルームがオープン