当センターの発達トレーニングの特色


1.幼児から成人まで、専門的な検査・トレーニングを提供

乳幼児から成人まで、発達の専門家による相談/専門的で詳しい発達検査/グレードの高いトレーニングを実施します。

2.スタッフは全員、専門資格を持つスペシャリストです

当センターのスタッフは、大学院で学び正式の訓練を受けた専門資格をもつ発達や臨床のスペシャリストです。

3.専門医師による監督体制、専門クリニックと提携

プラグラムやご本人様の状態については随時、顧問の専門医からの指導・助言を受け、必要な時には提携クリニックで診察/診断を受けることが可能です。

4.一人一人の課題に応じたオーダーメイドのプログラム

インテークや発達検査の結果をもとに、各人の特性・課題に応じたオーダーメイドのプログラムを作成し、トレーニングを行います。

5.楽しく続けられる豊富で厳選された中身

発達トレーニングが成果を生むためには、ある程度の期間と継続が大切です。当センターのプログラムでは、遊びの要素やワクワク感、そして達成感を大切にし、楽しくトレーニングが続けられる内容になっています。

6.心理面や行動面の課題にも対応できます

発達だけでなく、それに伴う様々なトラブルや心理的または行動上の課題(例えば、不登校/ひきこもり/パニック/不安や緊張/緘黙/チック/家庭内暴力/脅迫行動/摂食の問題/非行など)にも必要なケアや対処を行います。

7.ご家族のサポートを重視

当センターの大きな特色として、親御様のサポートを重視し、関わり方や日々の生活での対応について相談やアドバイスを行い、ご家庭が「安全基地」となる手助けをしております。必要により、ペアレントトレーニングや愛着アプローチと呼ばれる手法も行います。

8.学校や会社、医療機関とも連携

発達の課題をもつ場合、学校や職場でさまざまな困難に直面しやすく、学校の先生/職場の上司/人事担当者などの理解が不可欠です。当センターでは、担当心理士が学校/職場の関係者の方とも面談し、特性について理解を深めたり、上手く接していくコツをお伝えしております。必要に応じて医療機関とも連携をとっています。

こんな課題の改善に

当センターでよくトレーニングを行う課題の一例です。

注意力の課題

ぼんやりして、聞いていない
ミスや忘れ物が多い
過集中すると他のことが目に入らない

ワーキングメモリーの課題

聞き取りが弱い
計算や暗算が苦手
書き写すのが苦手

言葉とスピーチの課題

言葉が遅い、語彙が少ない
人前で話すのが苦手
上手く説明できない

運動・前庭機能の課題

体のバランスが悪い
左右を良く間違う
運動が苦手

視覚・空間認知の課題

手先が不器用
図形や地図やグラフがわからない
文章題の内容がイメージできない

書字と読字の課題

漢字を書くのが苦手
本をすらすら読めない

基本的な社会的能力の課題

目が合わず、注意や関心が共有できない
表情や反応が乏しい
相手の気持ちに無関心である

コミュニケーションの課題

自分から話しかけられない
会話が一方通行になりやすい
場にそぐわない発言をしてしまう

実践的な社会的スキルの課題

うまく強調できず、すぐにトラブルになる
ほどよく自己主張できない

感情とコントロールの課題

気がなく、じっとしていられない
癇癪やパニックを起こしてしまう
気まぐれで衝動的である

プランニング・統合能力の課題

先の事を考えながら、計画的に行動できない
少し難しいことになるとすぐに諦めてしまう
作文が苦手である

愛着の安定性の課題

親や他人の顔色ばかり気にしている
誰とも打ち解けない/誰にでも甘えていく
友達関係でトラブルが多い

様々なケースへの対応

当センターでは、すでに診断を受けているケースはもちろん、より軽度なケースも多数ご利用頂いております。ウサギとカメのたとえ話がありますが、それは発達の課題についてもよく当てはまることです。発達に課題のあるお子さんは、ある面の発達に関して、カメの歩みのようにゆっくりだと言えるかもしれません。しかし、根気よくトレーニングを積む事で、油断して訓練を怠っているウサギを追い越してしまう事もあるのです。吃音症の子どもがアナウンサーになるように、苦手だったはずのことも逆に得意なことにさえ変えていけるのです。

比較的軽度な課題のお子さんでは、そうした挽回や逆転が起きやすいと言えます。しかし、重い障害をお持ちのお子さんでも、周囲が期待してもいなかったような驚くべき進歩や成長を見せることもあります。子どもには大きな可能性(変化する力)があるのだということを、発達トレーニングに携わりながら日々感じています。

診断を受けているケースでは次のような診断名が多いといえます。
自閉症スペクトラム症(ASD)自閉症/自閉症スペクトラム/アスペルガー症候群/高汎性発達障害などの診断名も含みます
注意欠如/多動症(ADHD)、注意欠如症(ADD)
学習障害(LD)最近は「学習症」ともいいます
言語障害(言語症)、知的障害、コミュニケーション障害、吃音症、チック症(トゥレット症候群も)
場面緘黙症(選択性緘黙とも)、適応障害、分離不安障害、社会不安障害、パニック障害
強迫性障害、愛着障害、情緒障害、小児統合失調症など...
なお、ご病状や状態によってはお引き受けできない場合もございます。あらかじめご了承ください。

当センターでのサポートの主な流れ

  1. step 1 相談・インテーク

    現在困っていることだけでなく、生育歴やコレまでの経過についてお話をおうかがいします。

  2. step 2 発達検査

    知的能力だけでなく、コミュニケーションや注意力などの課題に応じた検査を行います。

  3. step 3 結果説明とアドバイス

    インテークした内容や検査結果から、お子様の課題を整理し、説明やアドバイスを行います。

  4. step 4 プログラム作成

    一人一人の課題に応じて、専門の心理士が作成します。

  5. step 5 トレーニング開始

    いよいよトレーニングのスタートです。親御様のサポートも並行して行います。

  6. step 6 アセスメントとプログラム調整

    お子さんの反応や進歩の状況をみて、プログラムの調節やステップアップを行います。

  7. step 7 継続的トレーニング

    反復して練習することで、成果の定着を図ります。